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麻雀研究とは 9

 今回は麻雀研究に関するお話を。
 我々の麻雀研究がどんな前提に立っているのか、その前提は磐石なのかについて説明する

 なお、この文章の元ネタは今度出版(!?)する予定になっている『天鳳秋刀魚データ大全(仮)』である。
 そのため、元の文章で使われているデータは天鳳秋刀魚の牌譜解析結果であるが、このブログに掲載するにあたり天鳳・鳳凰卓の四麻のデータに差し替えた。
 また、この文章自体、結構長いので何回かに分けて掲載する。


(本文タイトル)麻雀研究者が前提としている補助仮説に敏感になれ

1 敢えて弱点を晒して

 当ブログでは、麻雀について、または、麻雀の戦術について、データ(牌譜解析結果又はシミュレーション)から言えることを書いている。
 今回は、「牌譜解析結果として出されるデータは信用できるのか」、「そもそも麻雀研究は信用していいのか、信用していいのであればそれは何故か」について述べていく。つまり、ここでは「このような理由でこのブログのデータの信用性が落ちる」、又は、「このブログのデータは(一定の範囲で)信用できる、なぜならこのような理由があるからだ」ということ書くつもりである。
 なお、このような話をすると自分の弱みを晒すことになるので公開したくないところでもある。しかし、データの中身を正確に把握するためには、なにより「量産型デジタル」と揶揄されないようにするためには必須の内容と言いえますので詳説する。


2 麻雀研究において根拠がないのに当然の前提として利用されている仮説の存在

「麻雀研究や麻雀研究に基づく戦術論のうち、その前提が証明されていないものを一つ挙げろ」と言われたら、何を挙げるであろうか。答えはいくらでもあると思うが、ここでは「過去と未来の牌譜解析結果(数値)は同一である」ということを挙げたい。打ち手にひきつけて考えるならば、「過去と未来の打ち手の傾向は同一である」と言っても良いかもしれない。厳密に言うのであれば、「過去と未来の打ち手の傾向の違いは誤差の範囲に収まる」と言うべきだろう。
 このブログでは、過去の牌譜解析結果、または、過去の牌譜解析結果を利用して作った数理モデルによって得られた計算値から「(未来において)このような場合はこのように打て」と書いてある。しかし、過去の数値と未来の数値が同一になる保証はないし、そのことを事前に調べることは不可能である(年毎の牌譜解析結果を行うことで時間による牌譜解析結果の数値の変化を検証することはできるが、その検証をどれだけ積み上げたとしてもその検証は過去のデータと未来のデータが同じことを「推認」することがせいぜいであって、自然科学的な意味における「証明」にはならない)。つまり、麻雀研究を前提とした戦術論においては、「過去と未来の牌譜解析結果の数値の差は誤差の範囲に収まる」ということが証明されていないにもかかわらず、当然の前提として考えていることになる
 別に、「だから麻雀研究は間違っている」とか「麻雀研究に基づく戦術論は信用できない」と言うわけではない(人によってはそう思うかもしれないが)。ただ、ここで知っておいて欲しいことは「麻雀研究をベースにした戦術論は、その前提(専門用語を用いるならば「補助仮説」)の総てが完全に証明されているわけではない」ということである。
 よく、麻雀研究サイドから所謂「流れ論者」への批判として、「『流れ』の存在を証明できていないじゃないか。」という批判がある(「『流れ』の概念が明確ではない」という批判もあるが、それは置いておく)。ただ、その一方で、「麻雀研究者だって、麻雀研究における前提(補助仮説)について証明していないじゃないか。未来の数値が過去と同じであると証明できていないではないか」という批判も成立するのである。そして、この構造は論理的には同一である。
(以下、長くなるので次に続く)
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Meanin Gless

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 初めてこのサイトを訪れた方へ(出来る限り御読みください)

1 このブログで記載する内容と程度 

 このサイトは麻雀に関する調査結果・研究結果を調査過程・研究過程を含めて厳格に記述するサイトです。
 原則として、このブログの文章に「(数学・プログラムについて相応の知識・技術を持った人が)ここに書かれた文章の内容を再現し、文章の内容が正しいことを確認するために必要なこと」は総て記載していく予定です。
 もちろん、牌譜分析をした結果をそのまま表示する場合、重複する場合、後で細かく書く場合、他に書かれていて書く必要がない場合、情報の速報性を重視する必要のある場合は別ですが、それはあくまで例外です。

 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
 次が、巷に流れる麻雀戦術が正しいのかを知りたい人、理由付きで麻雀戦術を知りたい人になります。
 申し訳ありませんが、麻雀戦術が使えるようになりたい、麻雀戦術を分かりやすく知りたいと思われる方は、このサイトの99%は役に立たないと思います。
 麻雀戦術について詳細に記したサイト、分かりやすく記したサイトは、たくさんありますので、そちらを読まれた方がよいかと思います。


2 分かりやすさへの配慮について

 なお、理想論としては、私は、このブログの文章の内容を分かりやすく説明するところまでもっていきたいとは思っております。
 しかし、それだけの余力は現在ありません。
 そのため、「この記事を理解すれば役に立ちそうだから、このブログの解説記事を作ってほしい」と思われた方は、コメント欄にてリクエストをしてください。
 リクエストされた時の私の状況にもよりますが、出来る限り対応したいと思います。


3 当サイトの目標

 当サイトは「科学する麻雀」の理論を発展させることを目的としております。
 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

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