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和了価値指標について 2

 今回は和了価値指標について。
 前回は順位戦についてみたので、今回は雀荘戦(ウマワンツー、25000点の30000点返し)についてみてみる。


 求め方は前回の公式とほぼ同じである。
 ただ、平均順位の代わりに半荘収支が入る。
 そして、半荘収支Hの求め方は

 H = ((現在の持ち点)-30000)÷1000 
     +40×(1位率)+10×(2位率)-10×(3位率)-20×(4位率)

である。


 データを見てみよう。
 半荘収支の8000点和了価値指標は次のとおりである。

FC21704251.jpg  


 例によって東南戦について見てみよう(東風戦については各自見て欲しい)。

 まず、順位戦のケースと比較した場合に言えることを列挙してみる。
 第一に、雀荘戦における8000点和了価値指標は順位戦における8000点和了価値指標と比べて1.0に近くになっている
 つまり、抽象的に見て(順位戦と比べて)局収支論からのぶれが小さい。
 これは、順位は素点が一切反映されないのに対して、半荘収支は素点が反映されるために生じる現象である。

 次に、和了価値指標が1.0になる場所が25000点よりも右側になっている
 これは、雀荘戦においてトップを取ることに特別の価値があるから発生する現象である。
 そのため、雀荘戦においては順位戦と比較して押し気味になることが分かる。

 また、南場の持ち点が非常に多い場所では(南1局の56000点以上、南2局の52000点以上)では和了価値指標が1に近くなっている
 これは、自分の持ち点が非常に多い状況では素点の影響が強く、順位ウマへの影響が小さいから生じる現象である。


 続いて、平場(和了価値指標0.8~1.25)とみなせる領域を拾っていこう。
 東1局から南2局までの平場と言える領域は

 東1局 10000点~44000点
 東2局 10000点~42000点
 東3局 20000点~40000点
 東4局 24000点~36000点
 南1局 24000点~34000点
 南2局 24000点~32000点

である(持ち点が非常に多いところや非常に少ない場所は除く)。
 しかし、東場において10000点~40000点の和了価値指標は0.75~1.35の間に納まっている
 そう考えると、雀荘戦における東場においては、細かいことを気にせずに局収支論で押してしまうのもありではないかと思う。

 もっとも、それだと心もとないので和了価値指標が0.75や1.35となる状況において、局収支論に基づく押し引き基準がどの程度ずれるのかを見てみよう。
 例えば、「(局収支論において)相手の点数と同程度の点数である6000点が必要」という基準を考える。
 和了価値指標が1.35の場合、「6000点必要」は「4400点必要(6000点÷1.35)」に変わる。
 4ハン以下における立直の場合、1ハンアップすることに打点は約2000点動く(大雑把な計算だが、なお、1ハンの場合約3000点)ので、「東場で持ち点が少ないために平場の外側にもれた場合ハードルを1ハン下げる」と考えれば大きな間違いをせずに済むであろう。
 他方、和了価値指標が0.75の場合、「6000点必要」は「8000点必要(6000÷ー0.75)」に変わる。
 とすれば、「東場で持ち点が多いために平場の外側にもれた場合ハードルを1ハン上げる」と考えれば大きな間違いをせずに済むであろう。
 東場であればこの程度の修正で事足りるのではないかと思われる。
 
 なお、「相手と同程度の点数が必要」というのは追いかけ愚形待ちリーチの押し引き基準である。
 追いかけ良形待ち立直であれば、「相手の半分の点数があればいい」のだから、修正の程度は1ハンよりも小さくなる(0.5ハン程度か)。
 よって、この場合は「微妙なら押さない(微妙なら押す)」程度の修正で足りるものと思われる。


 以上、雀荘戦について見てみた。
 次回は、天鳳の段位戦について見てみようと思う。

 では、みなさん。Ate breve! Obrigado!(また近いうちに、ありがとうございました)
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