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牌の危険度14 ~ソバテン・宣言牌の裏筋~

(4月16日、無筋5・片筋5・両筋5の処理について思うところあってデータを差し替え、もっとも本論に影響はない)
 
 最近、牌の危険度について調べなおそうと思ったため、牌の危険度を求めるプログラムを動かしていた。
 うち、面白いかなと思われるデータを掲載する。

 まずは、無筋5~両筋46の宣言牌別のデータについて。
 まあ、nisiさんの二番煎じのような感じもしないではないが、それはさておいて。


 早速データを見てみよう。
 9巡目(通った筋の本数は約7本)の立直に対する宣言牌別・種類別牌の危険度は次のとおりである。

FC21704162.jpg    

 無筋5、筋3など牌の危険度について1~5の数値しか使ってないが、9~6のデータも集めている。
 ただしその場合、宣言牌の「1~9」の数値は「9~1」になっている。
 また、片筋46については、片筋4A(19が切れている片筋46待ち)、片筋4B(73が切れている46待ち)と場合分けした。


 さて、早速データを見てみよう。

 無筋5の危険度を見たところ、同色1~9切りの牌の危険度は若干低下している
 もちろん、無筋37クラスに落ちているわけではないので安全であるとは言えないが、同ランクのなかでは比較的安全に属するようである。
 また、無筋5が宣言牌の裏筋に当たる場合(1469切りの場合)、多少危険度が下がっているが、これは裏筋だからというよりも「宣言牌が同じ色だから」と考えたほうがいいかもしれない。

 次に、無筋4(6)の危険度を見たところ、全般的には牌の危険度は若干低下している。
 特に、赤5切り立直の場合、無筋46待ちの危険度は無筋28一般程度まで危険度が落ちている
 また、無筋4(6)が宣言牌の裏筋に当たる場合(358(752)を切って立直された場合)、危険度が若干下がっているが、他の宣言牌でも危険度が低下していることを考慮すると、「原因は同色の宣言牌だから」と考えたほうがいいだろう。

 また、無筋3(7)の危険度を見たところ、全般的に牌の危険度は若干低下している。
 特に、4切り立直、赤5切り立直の危険度が低下している。
 後者は赤5切り立直の無筋3(7)の危険度は筋3(7)並である。
 これは赤5をリリースするということは「45赤5待ち」が否定される(可能性が高い)ということが大きいのではないかと思われる(あと、33赤5待ちも否定されるというのもあるかもしれない)。
 また、無筋3(7)が宣言牌の裏筋に当たる場合(27(83)切りの場合)牌の危険度は2(8)切り立直の場合は若干下がるが、7(3)切りの場合はあまり変わらないようである。

 さらに、無筋2(8)の危険度を見たところ1(9)切り立直の危険度が無筋37一般以上に増えている
 これは(巷に流布されているとおり)、122という形は最後までメンツになりにくく、かつ、122が最後に残った場合、カンチャン(2切り)よりもシャンポン(1切り)で待たれやすいということがあるのではないかと思われる。
 なお、宣言牌が裏筋にあたる場合、1(9)切りの牌の危険度については前述のとおりだが、6(4)切りの危険度も若干上がっている(といってもわずかであり無視できるレベルではあるが)。
 理由は分からない(牌譜解析結果は結果のみを教えるものであって、理由については分からない)。 
 
 また、無筋1(9)の危険度をみたところ、2(8)切り、3(7)切り、5切り(赤含む)、赤5切りにおける無筋1(9)の危険度が増大している
 特に、赤5切り立直、2(8)切り立直の無筋1(9)の牌の危険度は無筋37一般を超えている
 2(8)切り、3(7)切り立直の危険度が通常より増えるのは、112、113という形は最後までメンツになりにく、112、113が最後まで残った場合、2や3を切って立直されやすいからではないかと思われる(ただ、2切り立直についてはどの程度正確かは分からない、理由は後述)。
 また、赤5切り立直の危険度が通常よりも増えるのは、23赤5という形は最後まで持たれやすく、かつ、最後に23赤5が残った場合は赤5を切って立直されることが多いということもあるだろう。
 無筋1(9)は無筋の中では安全な部類に入るが、それでも特殊な条件を満たすときは危ないと思ったほうがいいだろう。

 さらに、片筋5については同色切りの場合全体的に下がる傾向があった。
 ただ、2(8)切りについては他の宣言牌より高くなっっている。
 これは246から2を切るケースがあるからではないかと思われる。

 また、片筋4(6)A(端牌がアンパイになっているケース)について見ると赤5切り立直の片筋4Aの危険度が激減している
 最初、この巡目だけの異常な現象か、と思ったがそうではないらしい。
 こうなった理由を考えてみるところ、
① 1(9)が切れているので、23赤5待ちから赤5を切るケースはない
② 44赤5から赤5を切ってシャンポンに受けるケースは少ない
③ 5赤56から赤5を切るケースは少ない
 以上の理由があわさって片筋4Aの危険度が激減しているのではないかと思われる。
 さらに、1(9)切り立直の片筋4(6)Aの危険度が若干あがっている
 これは135から1を切って立直するケースがあるからと思われるが、その頻度はモロヒほどではないようである。

 さらに、片筋4(6)B(端牌がアンパイになっていないケース)について見ると、2切り立直・赤5切り立直における片筋4(6)Bの危険度が上昇している。 
 赤5切りの片筋4Bの危険度が増える理由は無筋1(9)と同様であろう。
 ただ、2(8)切り立直の片筋4(6)Bの危険度を増える理由は無筋1(9)と同様に考えることはできない(112が最後までメンツ化しない場合増える危険度は無筋1(9)であって片筋4(6)Bではない)。
 となると、別途理由が必要になるのだが、想像すると「223は(メンツ化されにくいわけではないが)最後までもたれやすく、最後に残った場合は2が切られやすい」ということなのかもしれない。

 また、筋3(7)について見ると、1(9)切り立直、6(4)切り立直の危険度が上昇している。
 ちなみに、6(4)切りの筋37の危険度は無筋28一般に匹敵する
 これはモロヒの影響(246が最後まで残ったとき6を切って立直されやすい)であろう。
 また、1(9)切り立直の筋37が多少危険度増えている。
 これは、133はメンツ化しにくく、かつ、最後まで残ったときは1を切って立直されやすいからではないかと思われる。

 さらに、筋2(8)について見ると、1(9)切り立直、5切り立直における筋2(8)の危険度が上昇している
 5切り立直の筋2(8)の危険度が上昇している理由はモロヒッカケ(135が最後まで残ったときに5を切って立直されやすい)だからである。
 また、1(9)切り立直の筋2(8)の危険度が上昇している理由は1(9)切り立直における無筋2(8)の危険度が上昇する理由と同じである。

 また、筋1(9)について見ると、2(8)切り立直、3(7)切り立直における筋1(9)の危険度が上昇している
 前者は筋37並、後者は筋28並である。
 危険度が上昇する理由は無筋1(9)のケースと同様であろう。

 さらに、両筋5について見ると、2(8)切り立直における両筋5の危険度が上昇している。
 これはモロヒの影響ではないかと思われる。
 ただ、無筋並に危険、というわけではないようである。

 最後に、両筋4(6)について見ると、1(9)切り立直、7(3)切り立直、2(8)切り立直における両筋4(6)の危険度が上昇している。
 1(9)切り立直、7(3)切り立直における両筋4(6)危険度が増えるのはモロヒの影響であろう。
 また、2(8)切り立直における両筋4(6)の危険度が上昇しているのは244という形はメンツかされにくくかつ最後に残った場合は2を切って立直されやすいからではないかと思われる。


 以上、宣言牌によって牌の危険度がどの程度ずれるかを見てみた。
 皆さんのベタオリ技術・当たり牌読み技術に役立てていただけると幸いである。

 それでは、みなさん。Ate breve! Obrigado!(また近いうちに、ありがとうございました)
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