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符計算なしの麻雀の可能性

 昨日、ツイッター上でジャンゴロKさんが「麻雀普及のためには符計算なしにすべきではないか」という趣旨の発言をした。
 そして、それについてゼロさん、平澤先生らとツイッター上でやり取りをした。

 私自身、「劇的なルール変更は従来のファンを手放すので妥当ではない」(無論程度問題ではあるが)という観点から、「符計算を廃止するのはいいが、20符、25符、30符、40符の点数は残す(ツモピンフは20符、チートイは25符、フーロ・メンゼンピンフロン・メンゼン非ピンフツモは30符、メンゼン非ピンフロンは40符で統一する)必要がある」と思っていた。
 まあ、チートイは30符に吸収しても良いが、ロンは30符と40符、ツモは20符と30符は複数の基準点として残した方がいいと思っていたのである。


 ところで、現実の(従前の)麻雀において、符の分布はどうなっているのだろうか?
 今回はこれについて見てみる。

 早速データを見てみよう。
 アガリ全体の点数分布は次のとおりとなった。

FC21703221.jpg 
 

 上の表は全部(満貫以外はハンも分かれているもの)の集計表、下の表は符毎に類型化したものである。
 なお、満貫以上の場合は現時点でも符計算は不要なため、満貫以上のデータは個別にとった。
 あと、3ハン70符以上は満貫に分類されるが、これまたレアであるといえるのでデータをそのまま流用する。
 以下、下の表を見ていえることを見てみよう。

 まず、満貫以下の50符以上というのは3%未満である
 (この点、70符以上の3ハンは満貫に吸収されるが、この数値はわずかだと思われる)
 とすれば、50符以上を廃止しても大勢に影響はないといえる
(もし、アンカンのメリットを残したいのであれば、ヤオチュウ牌のアンカンは1ハンアップとですればいい)。
 この点、ツモ40符の割合が思ったより多く約10%となっているが、10分の1程度ならばこれを無視するルール変更をしても大勢に影響はないと言える。
  
 次に、満貫以下の25符の割合もかなり低い。
 とすれば、チートイについてはどこかに(例えば30符に)吸収してしまってよいものと思われる。

 次に、ツモ20符の割合は約10%となった。
 思ったよりも少なかった。
 これならツモ40符同様廃止しても大勢に影響ないかもしれない。
(もし、点数のバランスが崩れて妥当ではない、というのであれば、ツモ時にはピンフは複合しないとすれば良い)

 最後に、ロン40符の割合である。
 約22%、4.5回に1回の頻度で現われる数値である。
 これは大きいととらえる人もいよう。
 でも、たかが20%程度である。
 30~40%あるわけではない。
 そう考えれば、大勢に影響はないということは十分可能である。

 最後に、和了点が満貫以上、又は30符になる確率をみてみたところ、ロンの場合が73~75%、ツモの場合が78%となった
 思っていたよりも多い(この数値をみるまでは60~70%だと思っていた)。

 このように考えてみると、符計算を全部廃止し、ハン毎に点数を統一し(基準点を一つにまとめる)、100点棒を廃止してしまっても現状のゲームからみて大きな変化にならないのかもしれない


 以上、昨日の議論から気になっていたことを調べてみた。
 別に、最終的な結論はどちらでもいい。
 ただ、この数値を活用していただければ幸いである


 それでは、みなさん。Ate breve! Obrigado!(また近いうちに、ありがとうございました)
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 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
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