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片筋5と筋37はどちらが場に切られやすいか

 先日、ゼロさんからとある質問を受けた。
 質問の内容は「片筋5と筋37はどちらが場に切られやすいか?」

 この点、片筋5が場に切られる確率、筋37が場に切られる確率を牌譜解析から求めることができる
(nisiさんなら持っているだろう)。
 しかし、私はまだそのデータを持っておらず、かつ、今忙しくて、牌譜解析プログラムを書いている時間がない。
 そこで、従来持っているデータ(牌譜解析結果)から「片筋5、筋37が場に切られる確率」を見積もってみようと思う。


 求め方は次のとおりである。
 まず、自分は筋37待ち、または、片筋5待ちの聴牌とする
 また、単純化のため、「他家は別の危険牌を引いたために(危険牌を押さえて)当たり牌に切り替えて切ることはない」と仮定する。
 この場合、場に筋37、片筋5が切られるケースというのは、他家が当たり牌(筋37、片筋5)を切って放銃するケースになる。
 そして、他家が場に当たり牌(筋37、片筋5)を切るためには、①他家が当たり牌(筋37、片筋5)を引き、②他家が当たり牌(筋37、片筋5)をアンパイに切り替えずに切る必要がある
 そこで、①と②の確率を求めてその積を取れば、他家が場に当たり牌を切る確率は求められる。

 まず、①他家が当たり牌(筋37、片筋5)を引く確率は、筋37待ち、片筋5待ち聴牌のときに山から1個牌持ってきたときにその牌が当たり牌である確率から求められる。
(これがランダム牌和了率と定義している、この数値は牌譜解析結果から得た)
 また、②他家が当たり牌をツモったという条件下で(安全牌に切り替えずに)その牌をそのまま放出する確率は和了時ツモ割合から見積もれる。
(これをランダム牌放出係数と定義している)
 これで、①と②の確率が分かるので、①と②をかければ他家が当たり牌(筋37、片筋5)を切る確率が求められる。


 早速データを見てみよう。
 8巡目(5~12巡目ではない)の先制1フーロ、先制2フーロ、先制3フーロにおける片筋5待ち、筋37待ち聴牌の諸数値は次のとおりである。

FC21703212.jpg 
(なお、ランダム牌放出係数と和了時ツモ割合の関係は次のとおり
 ((ランダム牌放出係数)×3 + 1) × (和了時ツモ割合(%)) = 100 )

 場に片筋5、筋37が切られる確率(この数値はランダム牌他家放出率とする)を見てみよう。
 すると、

 1フーロ・片筋5 2.16%
 1フーロ・筋37 3.12%
 2フーロ・片筋5 1.48%
 2フーロ・筋37 2.35%
 3フーロ・片筋5 1.45%
 3フーロ・筋37 1.98%

となった。
 全体として1フーロから3フーロになるにつれランダム牌他家放出率は下がる
 これは、フーロ数が多くなるとその他家に対して安全な牌を切ろうとすることから見れば妥当である。

 さて、片筋5と筋37のランダム牌他家放出率を比較すると、筋37の方が片筋5よりも高くなっている
 これは、筋37の方が片筋5よりも場に切られる確率(他家が場に当たり牌を切る確率)が高いことを意味する。
 よって、筋37の方が片筋5よりも場に切られやすいといえる。


 無論、これは牌譜解析結果を用いた推計値なので、牌譜解析結果そのものではない。
 だが、この数値の比較によって、筋37の方が片筋5よりも場に切られやすいと言うことはできると思う。


 それでは、みなさん。Ate breve! Obrigado!(また近いうちに、ありがとうございました)
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