記事一覧

天鳳名人戦牌譜解析

1 天鳳位らの成績とプロの先生方の成績の比較


 昨日、天鳳名人戦が行われた。
 今回は滞りなく行われ、8人から6人が選抜された。
 そこで、天鳳名人戦の牌譜解析結果を更新しようと思う。

 とはいえ、毎回参加者の成績を公開するのも味気ない。
 そこで、今回は、プレーヤーのカテゴリをプロ(先生)、天鳳位、その他にわけ、それぞれのカテゴリ毎の牌譜解析をし、和了率等のデータをみてみようと思う。


 カテゴリの分け方について少々。
 まず、福地誠と堀内先生については「その他」とする
(堀内先生は元連盟枠、福地先生は日本ジャンゴロ協会枠ではあるが、初参加の時点で「プロ団体」の構成員ではないため)
 また、選抜枠で通ったが、その後に天鳳位になったものは「天鳳位」とする
 (よって、「太くないお」と「しゅかつ」の成績は総て天鳳位に含める)。
 したがって、その他に入るのは、堀内先生、福地誠、それから選抜枠で通った者のうち天鳳位になっていない者になる。


 早速データを見てみよう。
 プロ(先生)、天鳳位、その他毎の牌譜解析結果は次のとおりである。

FC21701141.jpg 


 統計誤差的なもの(95%信頼区間)を考えれば、ほとんどが誤差で埋まってしまうレベルではあるが、それでも500試合以上集まったことだし、数値を比較してみようと思う。

 まず、プロの平均順位は2.492、天鳳位の平均順位は2.503となった。
 両者の差は0.011、天鳳安定RATEに換算して15以下、これは微差である。
 もし、両者に振舞われた幸運のレベルが同程度と仮定するなら(この保証は全くない)、プロの先生方と天鳳位らは好勝負を演じていると言える。

 また、プロの局収支はプラス10、天鳳位の局収支はプラス13となった。
 やや天鳳位が勝っている(勝っていると書いたが、これも微差である)。
 
 あと、天鳳位らの立直率は18.7%、プロの立直率は17.7%、天鳳位のフーロ率は34%、プロのフーロ率は32%となった。
 こうやってみると、天鳳位らの方が動いているのではないかと仮定できる。

 最後に、プロの和了率は20.9%、放銃率は11.8%となっているのに対し、天鳳位の和了率は20.2%、放銃率は12.1%となった。
 プロの方が和了しているし、放銃も避けていると言える。
 ただ、和了時素点(プロが5650点、天鳳位は5810点)や放銃素点(プロはー4970点、天鳳位らはー4710点)を見ると、和了素点は天鳳位の方が高いし、放銃素点はプロの方が大きくなっているので、なんとも言えない感じではある。


 以上のようなことが妄想できた。

 なお、もう一度繰り返す
 今回の結果について統計誤差(95%信頼区間)を考慮すれば、ほとんどがその誤差の中に埋もれてしまう。
 これらの数値から安易にプロが云々、天鳳位が云々と述べるのは慎重になられたい(述べるのは自由だが、優劣に関する信用性はほとんどないこと、誤差を考慮すれば大差ないと言えることに注意して発言するべきである)。


2 天鳳名人戦通算成績について

 なお、今日(1月14日)までの天鳳名人戦の通算成績は次のとおりである。

FC21701142.jpg


 さて、試合数を多い順に並べてみよう。
 1位が小林先生(200試合)である。
 2位が石橋先生(196試合)である。
 そして、3位が福地(192試合)である
 その次は、多井先生とアサピン(176試合)である。
 そして、6位が渋川先生の104試合である

 昨日の名人戦で福地先生が好成績を修めたと聴いたが、試合数の1位から3位までの中で天鳳名人位に就任していないのは福地さんだけである。
 是非、彼の健闘を期待したい。


 こちらについてはこれ以上のコメントはなし。
 では、今日はこの辺で。
 
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Meanin Gless

Author:Meanin Gless
 初めてこのサイトを訪れた方へ(出来る限り御読みください)

1 このブログで記載する内容と程度 

 このサイトは麻雀に関する調査結果・研究結果を調査過程・研究過程を含めて厳格に記述するサイトです。
 原則として、このブログの文章に「(数学・プログラムについて相応の知識・技術を持った人が)ここに書かれた文章の内容を再現し、文章の内容が正しいことを確認するために必要なこと」は総て記載していく予定です。
 もちろん、牌譜分析をした結果をそのまま表示する場合、重複する場合、後で細かく書く場合、他に書かれていて書く必要がない場合、情報の速報性を重視する必要のある場合は別ですが、それはあくまで例外です。

 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
 次が、巷に流れる麻雀戦術が正しいのかを知りたい人、理由付きで麻雀戦術を知りたい人になります。
 申し訳ありませんが、麻雀戦術が使えるようになりたい、麻雀戦術を分かりやすく知りたいと思われる方は、このサイトの99%は役に立たないと思います。
 麻雀戦術について詳細に記したサイト、分かりやすく記したサイトは、たくさんありますので、そちらを読まれた方がよいかと思います。


2 分かりやすさへの配慮について

 なお、理想論としては、私は、このブログの文章の内容を分かりやすく説明するところまでもっていきたいとは思っております。
 しかし、それだけの余力は現在ありません。
 そのため、「この記事を理解すれば役に立ちそうだから、このブログの解説記事を作ってほしい」と思われた方は、コメント欄にてリクエストをしてください。
 リクエストされた時の私の状況にもよりますが、出来る限り対応したいと思います。


3 当サイトの目標

 当サイトは「科学する麻雀」の理論を発展させることを目的としております。
 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

カテゴリ

アクセス数