記事一覧

牌譜解析からみた順位分布について

 一個前に、様々な順位分布における安定段位・安定RATEの標準偏差を示した。
 その際、「鳳凰卓の平均順位は2.4~2.6と見ておけばいい」と述べた。
 また、「順位分布35-15-15-35」のケースを極端なケースとして扱った。

 では、現実の順位分布はどうなっているのだろうか?
 それについて、鳳凰卓の牌譜解析結果から調べてみる。

 まず、牌譜解析対象者を「天鳳・鳳凰卓・クイタン赤アリで1000試合以上打った者」とする。
 サンプル数(特に、弱者の)が減るが、短期の成績を見ても意味がないので、絞ることにした。


 早速、結果を見てみよう。

FC21612151.jpg


 まず、対象プレーヤーが1000試合以上ということでプレーヤーの平均順位の平均が2.5より減っている
 これは、鳳凰卓という選抜したフィールドでは成績の振るわないものは1000試合打つ前に鳳凰卓から追放されてしまう影響である。
 これについては以前も述べた。

 なお、プレーヤーの平均順位の標準偏差は0.032~0.035程度になった。
 ちなみに、平均順位2.5(1位率~4位率は皆同じ)のプレーヤーが1000試合打ったときの平均順位の標準偏差が0.035。
 1000試合以上のプレーヤーの平均順位の標準偏差と1000試合打ったときの標準偏差がほぼ同じという興味深い結果になっている。 


 今回注目したいのは、1位率と4位率の和である。
 東風戦、東南戦における1位率と4位率の和の平均は49.7%となった
 50%よりも少し低い。
 これは1位4位と取るよりも、2位3位と取った方が長く鳳凰卓にいられることの影響である。
 ただ、1000試合以上打った者の平均が50%よりも0.3%しか違わない
 とすれば、鳳凰民は2位3位に特化しているとは言えないようである。


 また、トップ率と4位率の和の標準偏差は2.0%程度、最もトップ率と4位率の和が高い者の数値も58%以下、最も低い者の数値も42%以上となった。
 何かの順位に偏らせようとして打たないのであれば、トップ率とラス率の和、2位率と3位率の和が60%以上を超えることは現実的には少ないようである。
 ましてや、トップ率とラス率の和(2位率と3位率の和)が70%を超えることはほとんどないのではないかと思われる。


 前回、トップラスの偏りについてレアケースとして35-15-15-35という組み合わせを採用して平均順位・安定段位の標準偏差を求めたが、順位分布35-15-15-35を(トップラスの偏りとして)レアケースとして考えるのは間違っていないようである。
 今回のデータからそのことは裏付けられると言える。


 今回は、従前のシミュレーションに関する補足について。
 次回から、最低保証安定RATEの概念の段位への応用について話していく予定である。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Meanin Gless

Author:Meanin Gless
 初めてこのサイトを訪れた方へ(出来る限り御読みください)

1 このブログで記載する内容と程度 

 このサイトは麻雀に関する調査結果・研究結果を調査過程・研究過程を含めて厳格に記述するサイトです。
 原則として、このブログの文章に「(数学・プログラムについて相応の知識・技術を持った人が)ここに書かれた文章の内容を再現し、文章の内容が正しいことを確認するために必要なこと」は総て記載していく予定です。
 もちろん、牌譜分析をした結果をそのまま表示する場合、重複する場合、後で細かく書く場合、他に書かれていて書く必要がない場合、情報の速報性を重視する必要のある場合は別ですが、それはあくまで例外です。

 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
 次が、巷に流れる麻雀戦術が正しいのかを知りたい人、理由付きで麻雀戦術を知りたい人になります。
 申し訳ありませんが、麻雀戦術が使えるようになりたい、麻雀戦術を分かりやすく知りたいと思われる方は、このサイトの99%は役に立たないと思います。
 麻雀戦術について詳細に記したサイト、分かりやすく記したサイトは、たくさんありますので、そちらを読まれた方がよいかと思います。


2 分かりやすさへの配慮について

 なお、理想論としては、私は、このブログの文章の内容を分かりやすく説明するところまでもっていきたいとは思っております。
 しかし、それだけの余力は現在ありません。
 そのため、「この記事を理解すれば役に立ちそうだから、このブログの解説記事を作ってほしい」と思われた方は、コメント欄にてリクエストをしてください。
 リクエストされた時の私の状況にもよりますが、出来る限り対応したいと思います。


3 当サイトの目標

 当サイトは「科学する麻雀」の理論を発展させることを目的としております。
 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

カテゴリ

アクセス数