記事一覧

質疑応答

 今回はわざ降段に関するコメントの質問に答えたいと思う。
 コメントの内容は次のとおり。

(以下、コメントの全文引用)
 記事の「最後に~」のところに関しての質問なんですが十段0ptから天鳳位に到達するには最低でも4000pt必要なのに「500試合後の天鳳位になるための必要なポイント」が3433(4000未満)になるのはなぜですか?
(引用終了)

 4000ポイントよりも下がる理由だけを述べれば、それほど難しくなさそうである。
「プレーヤーの能力が安定段位9.2であるから、天鳳位までの距離(必要なポイント)の収束値は九段の原点(3800ポイント)よりも小さくなると想像されるため」である。


 ピンと来なければ、安定十段で十段0点スタートだったらどうなるかを考えてみればいい。
 仮に、天鳳位になった後も十一段配分で続ける(十二段に昇段するし、十段に降段もする)ならば、安定十段で打った場合、段位と段位ポイントは十段原点付近に収束するであろう。
 そうなれば、天鳳位までの距離(必要なポイント)の平均は2000点に収束することとなり、開始時のスタートよりも減る。
 逆に、プレーヤーの実力を安定八段とした場合、十段から九段に落ちても段位ポイント期待値は負になり、八段に落ちる可能性が高い。
「安定八段の場合、天鳳位までの距離が八段原点あたりに収束する」と考えれば、天鳳位までの距離の平均は、2000+1800+1600点、つまり、5400点に収束する
 この場合、むしろ開始時ポイントよりも増える。

 このように天鳳位までの距離の平均は開始時の距離に依存するわけではなく、そのプレーヤーの実力(安定段位)に依存する
 そして、今回のプレーヤーの安定段位は9.2だから、天鳳位までの距離(の平均)は九段原点における天鳳位までの距離(3800ポイント)よりも低い値に収束することが予想される。
 よって、4000ポイントよりも下がるのではないかと思われる。


 あと、ポイントを下げることに寄与しているものとして、「天鳳位になること」がある。
 天鳳位になるまではポイントは増えたり減ったりする。
 しかし、天鳳位になるとポイントは増えたり減ったりしない。
 そして、その際の天鳳位までの距離は0のまんまである。
 とすれば、天鳳位になる可能性が多ければ多くなるほど、天鳳位までの距離の平均を縮めることになる。
  
 今回の天鳳位になる可能性は約5%であった。
 天鳳位になった場合は0ポイント、それ以外の場合は3800ポイントに収束する(安定九段ならば収束するであろう値、上記シミュレーションにおけるプレーヤーの安定段位は9.2なので、実際はこれよりも小さい値になる)とするならば、今回のシミュレーション結果の理論値は約3600ポイントになる。
「天鳳位になる」という効果により、200ポイントくらい押し下げているといえよう。

 
 なお、「安定九段における天鳳位までの距離の収束値が九段原点付近になる」点については、私が漠然と予想しているのであって、シミュレーションによる裏づけが取れているわけではない。
 この点は、もう少し調べてみたいと思っているので、その辺りはまた新たな情報を得てから話したいと思う。


 では、今回はこの辺で。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Meanin Gless

Author:Meanin Gless
 初めてこのサイトを訪れた方へ(出来る限り御読みください)

1 このブログで記載する内容と程度 

 このサイトは麻雀に関する調査結果・研究結果を調査過程・研究過程を含めて厳格に記述するサイトです。
 原則として、このブログの文章に「(数学・プログラムについて相応の知識・技術を持った人が)ここに書かれた文章の内容を再現し、文章の内容が正しいことを確認するために必要なこと」は総て記載していく予定です。
 もちろん、牌譜分析をした結果をそのまま表示する場合、重複する場合、後で細かく書く場合、他に書かれていて書く必要がない場合、情報の速報性を重視する必要のある場合は別ですが、それはあくまで例外です。

 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
 次が、巷に流れる麻雀戦術が正しいのかを知りたい人、理由付きで麻雀戦術を知りたい人になります。
 申し訳ありませんが、麻雀戦術が使えるようになりたい、麻雀戦術を分かりやすく知りたいと思われる方は、このサイトの99%は役に立たないと思います。
 麻雀戦術について詳細に記したサイト、分かりやすく記したサイトは、たくさんありますので、そちらを読まれた方がよいかと思います。


2 分かりやすさへの配慮について

 なお、理想論としては、私は、このブログの文章の内容を分かりやすく説明するところまでもっていきたいとは思っております。
 しかし、それだけの余力は現在ありません。
 そのため、「この記事を理解すれば役に立ちそうだから、このブログの解説記事を作ってほしい」と思われた方は、コメント欄にてリクエストをしてください。
 リクエストされた時の私の状況にもよりますが、出来る限り対応したいと思います。


3 当サイトの目標

 当サイトは「科学する麻雀」の理論を発展させることを目的としております。
 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

カテゴリ

アクセス数