記事一覧

鳳凰民はどの程度ベタオリに失敗し給うのか 3

 前回、前々回と対1家立直に対するベタオリ失敗率(放銃率)について調べてみた。
 今回は対2家立直に対するベタオリ状態の放銃率についてみてみたい。


 まず、対2家立直のベタオリ状態については

 自分は門前、又は、1フーロ(ただしデータは別に採る)
 自分はリャンシャンテン以上(向聴数が2以上)

 とする。
 また、現物の枚数については共通の現物牌のみに注目する。
(一方の現物が何枚あるかは考慮しない、データが複雑になるから)

 以上の条件でデータを採ってみた。
 まず、自分は門前(2家立直、最後の1家も門前)で共通現物の枚数別の放銃率は次のとおりである。

FC21611173.jpg 


 今回は2家立直なので11巡目あたりのデータを見てみよう。
 共通現物が1枚もない場合の放銃率は約8.5%であった。
 対1家立直の場合の放銃率が7.2%であるからそれよりは多少は高くなっているが、それほどでもないようである。
 また、共通現物が1枚ある場合の放銃率は約4%となった。
 さらに、共通現物が2枚ある場合の放銃率は約2%となった。
 いずれも1家立直に対して降りた場合の放銃率よりも低い。
 これは立直者が(和了するまで)ツモ切りを続けることで現物が量産されていくことが数値に表れているのではないかと思う。


 ところで、共通の現物が1枚しかない場合であってもベタオリに失敗する可能性は5%もない。
 とすれば、「共通の現物が1枚しかないから後で手が詰まる」などと考えずに降りてしまうのが有効ではないかと思われる。

 なお、データの信用性に関わるデータである和了率のデータも掲載しよう。

FC21611174.jpg 


 共通現物が1枚もない場合は和了率が3.5%もあり前に出ることも多いようである。
 だが、共通現物が1枚以上ある場合の和了率は概ね0.4%である。
 とすると、「共通現物が1枚あれば降りている」というのはどうやら鳳凰民の現実を表しているようである。


 なお、自分が1フーロの状態の放銃率・和了率も採ってみた。
 グラフは次のとおりである(上が放銃率、下が和了率)。

FC21611175.jpg 


 門前の場合と比べて多少放銃率が増えているようだが、大きくは変わらないようである。

FC21611176.jpg


 こちらもあまり傾向は変わらないようである。


 以上、ベタオリ状態に対する牌譜解析結果について調べてみた。
 参考にしていただければ幸いである。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Meanin Gless

Author:Meanin Gless
 初めてこのサイトを訪れた方へ(出来る限り御読みください)

1 このブログで記載する内容と程度 

 このサイトは麻雀に関する調査結果・研究結果を調査過程・研究過程を含めて厳格に記述するサイトです。
 原則として、このブログの文章に「(数学・プログラムについて相応の知識・技術を持った人が)ここに書かれた文章の内容を再現し、文章の内容が正しいことを確認するために必要なこと」は総て記載していく予定です。
 もちろん、牌譜分析をした結果をそのまま表示する場合、重複する場合、後で細かく書く場合、他に書かれていて書く必要がない場合、情報の速報性を重視する必要のある場合は別ですが、それはあくまで例外です。

 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
 次が、巷に流れる麻雀戦術が正しいのかを知りたい人、理由付きで麻雀戦術を知りたい人になります。
 申し訳ありませんが、麻雀戦術が使えるようになりたい、麻雀戦術を分かりやすく知りたいと思われる方は、このサイトの99%は役に立たないと思います。
 麻雀戦術について詳細に記したサイト、分かりやすく記したサイトは、たくさんありますので、そちらを読まれた方がよいかと思います。


2 分かりやすさへの配慮について

 なお、理想論としては、私は、このブログの文章の内容を分かりやすく説明するところまでもっていきたいとは思っております。
 しかし、それだけの余力は現在ありません。
 そのため、「この記事を理解すれば役に立ちそうだから、このブログの解説記事を作ってほしい」と思われた方は、コメント欄にてリクエストをしてください。
 リクエストされた時の私の状況にもよりますが、出来る限り対応したいと思います。


3 当サイトの目標

 当サイトは「科学する麻雀」の理論を発展させることを目的としております。
 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

カテゴリ

アクセス数