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向聴牌譜解析 4

 前回、一向聴を類型化して牌譜解析を行った。
 そこで、今回は二向聴を類型化して牌譜解析を行ってみようと思う。


 その前に、一向聴の牌譜解析結果を出したときにチートイ(チートイ一向聴・メンツ手三向聴)のデータを出していなかった。
 そこで、その分のデータも出しておく。

 

FC21611071.jpg


 チートイ一向聴は愚形愚形一向聴と同程度のようである。
 まあ、1巡あたりの聴牌化率を考慮すれば、そんな感じであろうか。


 さて、二向聴の牌譜解析結果を公開しよう。
 とはいえ、ざっくりと類型化した時点で分類が10種類以上になった。
 そこで、グラフでは重要な部分を提示し、残りは数値でデータを出したいと思う。


 グラフで示したリャンシャンテンの類型は次のとおりである。

 1メンツ良形良形良形二向聴
 1メンツ愚形愚形愚形二向聴
 2メンツ良形良形良形ヘッドレス二向聴
 2メンツ愚形愚形愚形ヘッドレス二向聴
 2メンツトイツ良形浮き牌3個二向聴
 2メンツトイツ良形浮き牌3個二向聴
 チートイ二向聴、メンツ手四向聴
 チートイ一向聴、メンツ手三向聴(対照データ)

 なお、良形は三面張も含む。
 また、「浮き牌」に4連形や2334みたいな形を含む。
 さらに、ヘッドレスの場合、アンコの有無は問わないこと、良形とメンツ、愚形とメンツが複合している場合も含む。
 この辺りは一向聴と同じである。


 和了率のデータは次のとおりである。

FC21611072.jpg 

 
 このグラフには、良形と愚形が混在した二向聴の和了率のデータはない。
 そこで、ヘッドレスや通常の二向聴で良形と愚形が混在している場合は、良形良形良形のデータと愚形愚形愚形のデータから推測して欲しい。


 さて、今回調べた手牌について1巡目から10巡目までの和了率を数値で示してみる。
 具体的には、次の表のとおりである。

FC21611073.jpg

 

 表をざっと見るとある程度の目安は作れると思う。

 例えば、序巡において(2メンツトイツ)愚形愚形一向聴と(2メンツトイツ)愚形浮き牌二向聴は和了率に換算してそれほど変わらない(5%以内)。
 また、(2メンツトイツ)良形愚形一向聴と(2メンツトイツ)良形浮き牌の二向聴の和了率についても同様である(5%)。

 とすれば、序巡であって(中巡以降であれば和了率を取って浮き牌を処理すべきである)、
 愚形を処理すると浮き牌の条件がよくなる場合や持っている持っている愚形の形が悪く、
 愚形を払うことで打点上昇が見込めるであれば、
 さくっと愚形を払って向聴戻ししてしまうのもよいかもしれない。

 具体的には、次のような手牌であろうか(かなり適当なので鵜呑みにはしないこと)。

 1m3m4m5m6m8m8m2p3p4p7p4s6s8s

 この場合、浮き牌(7p)を払うとカンチャンリャンカンの一向聴である
 一方、カンチャンを払うとタンヤオが見込める(打点上昇)上、4連形が構成される。
 このような状況であれば、向聴戻しするのも有効かもしれない。

 また、チートイ一向聴と良形良形良形の二向聴では二向聴の方が和了率が高い
 打点も絡むのでなんとも言えないが、チートイ一向聴かメンツ手二向聴の選択を要求された場合でメンツ手を選ぶと良形ばかりになる場合はチートイを見切ることも有効であろう。
 他方、メンツ手を選んだ場合、良形が1個しかない、良形が1個もないという場合はチートイ一本で行くべきとも思える(そもそもチートイは打点もあるため)。


 以上、色々みてきた。
 今回のデータは数値として世に出るのは初めてであり、研究もまだ始まったばかりである。
 だから、どうやっていくべきかも暗中模索の状態であるし、類型化も十分ではない。
 是非、長い目で見て、この研究の発展を見守ってほしい。
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