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向聴牌譜解析 2

 少し前に一向聴を類型化した牌譜解析結果を公開した。
 その際、「先制・門前」という条件で集めたつもりだったが、「ただの門前」になっていた。
 そのために、プログラムを書き直して、牌譜解析をやり直すことになった。
 牌譜解析時間は約33時間・・・。
 なんという時間のロスだ・・・。


 さて、データを取り直したので、それぞれの一向聴の和了率を見てみよう。
 今回は「先制・門前」という条件でデータを集めている。
 なお、一向聴の類型については次のとおり。

 良形良形、2メンツ+良形良形の一向聴
(良形が三面張となっている場合、良形がトイツ含みになっている可能性も含む)
 良形愚形、2メンツ+良形愚形の一向聴
(良形が三面張となっている場合、良形や愚形がトイツ含みになっている可能性も含む)
 愚形愚形、2メンツ+愚形愚形の一向聴
(愚形がトイツ含みになっている可能性を含む)
 ヘッドレス良形良形、3メンツ+良形良形の一向聴
(メンツの種類は問わない、また、良形が三面張になっている可能性も含む)
 ヘッドレス良形愚形、3メンツ+良形愚形の一向聴
(メンツの種類は問わない、また、良形が三面張になっている可能性も含む)
 ヘッドレス愚形愚形、3メンツ+愚形愚形の一向聴
(メンツの種類は問わない)
 くっつき一向聴、3メンツと1トイツを持っている一向聴
(浮き牌が4連形を構成するか否かは問わない)

 早速データを見てみよう。

FC21611031.jpg 


 前回のデータと比較すると、序巡から中巡にかけては和了率はあまり下がらないようである。
 これは序巡から中巡にかけては先制が多いためである。
 また、全体的な傾向もあまり変わらないようである。

 つまり、
 良形良形ヘッドレスは一番強い
 良形良形一向聴と良形愚形ヘッドレス、くっつき一向聴が同程度の和了率
 良形愚形一向聴と愚形愚形ヘッドレスの和了率が同程度
 愚形愚形一向聴は優れない。

 以上のことが目安として使えそうである。

 面白いのは、愚形愚形の一向聴と良形3つのリャンシャンテンの和了率は同程度ということである。
「レベルの低い一向聴とレベルの高いリャンシャンテンでは、レベルの高いリャンシャンテンを採る」ということもありうるようだ。
 この辺はさらに調べてみると面白いかもしれない
(リャンシャンテンの種類を類型化するのは大変なので、調べる予定は今のところないが)。


 あと、立直と一向聴の和了率も比較しておこう。

FC21611032.jpg 


 先制くっつき一向聴の和了率は2巡目が54%、5巡目が40%、8巡目が26%である。
 他方、先制愚形待ち立直の和了率は2巡目が60%、5巡目が53%、8巡目が43%である。
 和了率の比(分子を先制立直とする)は2巡目が1.1倍、5巡目が1.5倍、8巡目が1.6倍である。
 打点上昇を見込んで手変わりを待つ条件については、序巡でなければ1.5倍以上は必要、というのが一つの目安になるだろう(実際は和了できなければ失点する蓋然性が高いのだから、ハードルはもっと高くなる)。
 また、手換わりを待つと浮き牌2個になってしまう場合の一向聴の和了率は今回の牌譜解析結果よりも小さくなることが予想される(データには4連形も含まれるため)。
 その辺も考慮しながら、このデータを活用すべきである。


 今回はこの辺で。
 次回は類型化したそれぞれの一向聴の和了率のグラフを作り、被先制時のデータを見てみたい。
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