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特上卓における見かけのRATE別牌譜解析 1

 先日、東南戦(クイタン赤アリ)における鳳凰民の牌譜解析を行った。
 その結果、決定係数は0.7程度ではあるが、安定段位を和了率・放銃率・和了素点・放銃素点から導き出す公式を作成した。
 今度は特上卓においても同様のことを行ってみようと思う。
 ただし、ある程度汎用性のあるデータが欲しいので(特上卓でしか使えないデータには興味はない)、公式化するものを安定段位から順位のよさに変更する
(順位のよさは (順位のよさ) = 3200 ÷ 3 × ( 2.5 - 平均順位) によって計算される)

 ところで、ここで一つ困った問題がある。
 鳳凰卓と異なり、特上卓のデータは一部のデータしかもっていない。
 また、サンプル数も実数16000試合程度しかなく、鳳凰卓の70分の1である。
 そのため、プレーヤー毎で区切るとサンプル数が足らなくなる。

 そこで、見かけのRATE毎に23段階に区切って、それぞれのデータを見てみようと思う。
 つまり、

 RATE1800~1814のプレーヤー
 RATE1815~1829のプレーヤー
 RATE1830~1844のプレーヤー
 ・・・
 RATE2100~2114のプレーヤー
 RATE2115~2129のプレーヤー
 RATE2130以上のプレーヤー

 という感じで、RATE毎に23パターンのデータに区切り、それぞれを1プレーヤーとみなして順位のよさと諸指標の関係を数値にしていこうと思う。
 また、今回に限り、東風戦と東南戦のデータは一緒にする。
 これは、サンプル数を増やすためである。


 色々とデータを取ってみたので、そのデータを公開していこう。
 まず、(見かけのRATEで区分したときの)自分の見かけのRATEと順位のよさの関係は次のとおりである。

FC21608251.jpg 


 見かけのRATEと順位のよさ(実力)は良い相関を示している。
 RATEは平均順位に関する指標だから当然と言われれば当然だが、見かけのRATE毎に分断した結果、「強いプレーヤー」と「弱いプレーヤー」にちゃんと分かれている、と言える。
 鳳凰民の分析では、アカウント毎・プレーヤー毎にデータを取ったが、見かけのRATE毎(段位毎では升目が粗くでデータがにならない)でデータを取ったほうが有益なデータが得られるかもしれない。


 次に、(見かけのRATEで区分したときの)順位のよさと局収支の関係は次のとおりである。

FC21608252.jpg 


 局収支と順位のよさはかなり強い相関を示している(相関係数0.9以上)。
 となると、「順位のよさを高める(平均順位をよくする)ためには局収支を高めるように打つ」という仮説はそれなりに有効ではないかと思われる。


 さくさくデータを見てみよう。
 1位率、2位率、4位率と順位のよさの関係は次のとおりである。

FC21608253.jpg 


FC21608254.jpg


FC21608255.jpg


 相関係数について調べてみると、

1位 0.91
2位 0.81
3位 -0.28
4位 -0.95

となった。
 ここで見るべきは、1位、2位、4位の相関の強さもさることながら、3位の相関の低さである。
 順位を意識する際には、トップとラスに着目すること、せいぜい2位まででいいということになりそうである(もっとも、ラス抜けをする観点からみれば反射的に3位も重要になるが)。


 次に、和了率と放銃率の関係を調べてみよう。

FC21608256.jpg 


FC21608257.jpg


 共に相関が強い(和了率の相関係数は0.9以上、放銃率の相関係数はー0.8以下)。
 となると、順位のよさを決める上で、和了率・放銃率は重要であるといえる。


 最後に、先制リーチ率・フーロ率の関係を示す。

FC21608258.jpg


FC21608259.jpg 


 特上卓においては、という留保がつくが、フーロ率・先制リーチ率が高くなるほど、順位のよさも増えるようである。
 共に相関が強い(両者とも相関係数0.7以上)
 となると、先制リーチ率・フーロ率は大事(打点を無視してまで鳴きまくればいいとまでは言わないが)と言えそうである。


 以上、諸々のデータをみてみた。
 だが、東風戦・東南戦の区別をしない、というのはやや問題がある。
 そこで、次回は東風戦に限定してデータを見てみたい。
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 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
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 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

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