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麻雀研究とは何か 2

 今回は「麻雀研究とは何か」の続き。

 先に、一点だけ注意を。
 ここからのお話は、「麻雀戦略学」における研究の話である。
 他の分野の研究の話ではないし、また、他の分野の研究に触れる予定もない。
 それについては、詳しく知らない私があーだこーだ言うよりも、その分野を研究されている方が発表されればより正確で良いであろう。
 その点はご了解願いたい。


 今回は、数値(データ)について触れたいと思う。
 データを出す手段(牌譜解析、シミュレーション)については次回と次々回に触れる。

 端的に言って、数値とは何か。
 数値とは証拠である。
 より厳密に書くなら、「数値とは戦術論の信用性を担保するための証拠」である。

 端的に例を出そう。

A、和了やめ・聴牌やめの東風戦のルールにおいては席はラス親を選ぶべきである
B、何故なら、天鳳の鳳凰卓の東風戦(和了やめ・聴牌やめ)の牌譜解析によると、
  起親の平均順位は2.500、南親の平均順位は2.506、
  西親の平均順位は2.516、ラス親の平均順位は2.478であって、
  ラス親の平均順位が最も(数値的に)小さいからである。

 この文章で、Aが主張(戦術論)であり、Bが根拠である。
 つまり、「席はラス親を選べ」という戦術論(主張)があり、
  起親からラス親までの平均順位はその根拠として使われる。

 数値は根拠である。
 今日押さえて欲しいのはその点である。


 では、数値を用いるメリットは何か。
 そのメリットは2点ある。

 一つは定量的な比較が可能であること。

 例えば、とある何切るにおいて、AとBとCを切ったときの比較をするとする。
 数値を使えば、どの程度有利か否かが分かるのである。
 例えば、上の何切るにおいて、「Aを切ったときの平均順位が1.5、Bを切ったときの平均順位が1.55、Cを切ったときの平均順位が1.8」という計算結果が出れば、「A、次善手としてB」ということが分かる。
 数値を用いれば、大小関係が明確に(客観的に)分かる。
 また、場合によっては両者が同等であることも示すことができるかもしれない。

 二つ目はロジックを他人が追うことでその人の主張そのものを後追い(再現)することが出来る点である。

 例えば、上の席順の例においては、牌譜解析結果によって数値を求め、その大小を比較している。
 とすれば、別の人が平均順位の比較を再確認することで、検算することができる。
 場合によっては、牌譜解析自体をやり直して、データの確認を行うということも可能であろう。
 そうすることによって、従前の主張の根拠の信用性を高めたり、逆に、根拠の一部に疑義が生じ、その主張がつぶれ、新たな主張が出てくることもあるだろう。

 例えば、『科学する麻雀』において、凸(とつげき東北)は様々な局シミュレーションを行い、様々な戦術論を提唱している。
 私は、『科学する麻雀』を読んで、凸がやっていたシミュレーションをほとんど再現することの出来るシミュレータを作った。
 さらに、凸の置いている仮定に対して、「この仮定は変じゃね」ということでその辺を修正したシミュレータを作り、凸説を修正した。
 ちなみに、修正した結果は「勝つための現代麻雀技術論」の根拠になっているらしい。
『科学する麻雀』と『勝つための現代麻雀技術論』における先制リーチ判断が異なっているのはそのためである。

 数値を用いることのメリットはこの辺にあると思っている。


 今回は数値について説明した。
 次回は、数値を求める方法の一つ、牌譜解析結果について述べる。 
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 原則として、このブログの文章に「(数学・プログラムについて相応の知識・技術を持った人が)ここに書かれた文章の内容を再現し、文章の内容が正しいことを確認するために必要なこと」は総て記載していく予定です。
 もちろん、牌譜分析をした結果をそのまま表示する場合、重複する場合、後で細かく書く場合、他に書かれていて書く必要がない場合、情報の速報性を重視する必要のある場合は別ですが、それはあくまで例外です。

 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
 次が、巷に流れる麻雀戦術が正しいのかを知りたい人、理由付きで麻雀戦術を知りたい人になります。
 申し訳ありませんが、麻雀戦術が使えるようになりたい、麻雀戦術を分かりやすく知りたいと思われる方は、このサイトの99%は役に立たないと思います。
 麻雀戦術について詳細に記したサイト、分かりやすく記したサイトは、たくさんありますので、そちらを読まれた方がよいかと思います。


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 なお、理想論としては、私は、このブログの文章の内容を分かりやすく説明するところまでもっていきたいとは思っております。
 しかし、それだけの余力は現在ありません。
 そのため、「この記事を理解すれば役に立ちそうだから、このブログの解説記事を作ってほしい」と思われた方は、コメント欄にてリクエストをしてください。
 リクエストされた時の私の状況にもよりますが、出来る限り対応したいと思います。


3 当サイトの目標

 当サイトは「科学する麻雀」の理論を発展させることを目的としております。
 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

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