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オーラスに関する牌譜解析結果 2

 前回、オーラス開始時にトップと2位が僅差だった場合の1位者のトップ維持率、2位者のトップ奪取率を調べてみた。
 これは、『統計で勝つ麻雀』(福地誠、みーにん著、竹書房、2015)で書いたネタである。
 少しの間、『統計で勝つ麻雀』や近代麻雀の付録『統計で勝つ!麻雀の数字30』のデータを公開しよう。

 南入時(南1局開始時点)でトップだった人間がそのままトップを採る確率を求めてみた
  (最終的にトップであればよく、途中で2位以下に陥落する場合も含む)。

 その結果を公開してみる。
 もっとも、このデータを公開するだけだとなんなので、席毎のデータも求めてみる。
 さらに、鳳凰卓だけではなく、特上卓のデータも掲載してみる。


 早速データを見てみよう。

FC21607071.jpg

 付録にある数値(鳳凰卓)は58.0%であった。
 今回の鳳凰卓の結果は58.1%。
 信頼区間(表における2σ)を考慮する限り、この二つは同じとみていいだろう。

 次に、特上卓における南入時トップ者のトップ維持率は58.7%であった。
 サンプル数の違いにより信頼区間が広くなっている。
 しかし、2σ(95%信頼区間の幅の約半分)は約1.7%。
 となれば、鳳凰卓と特上卓においてそれほど差がない(約2.5%以下)と見ることできそうである。
 
 それから自分の座席毎の南入時トップ率のトップ者トップ維持率は表の通りである。
 参考にして欲しい。


 もっとも、南1局のトップといっても、40000点、20000点、20000点、20000点の場合と
  26000点、25000点、25000点、24000点とではトップ者のトップ維持率は当然変わる。
 だから、戦術的に見た場合、この数値のデータはさほど役に立たない

 しかし、卓毎(そして一方の卓のサンプル数が少ない場合)のデータを比較する場合は役に立つ
 従前から鳳凰卓と特上卓における点数と順位に関する牌譜解析結果を並べていたが、
 「鳳凰卓と特上卓を比較するとあまり数値に差がない」という牌譜解析結果が集まれば集まるほど、鳳凰卓と特上卓における戦術判断には差がないという仮説の信用性は深まる
 このデータはそのような形で利用されるべきだし、そういう意味で価値があると思う。


 最後に、天鳳名人戦の場合で同じようにデータを採ってみたら
  南入時トップ者のトップ維持率は56%(試合数338試合、サンプル330)であった。
 95%信頼区間で見ると50~62%となるから、あまりあてになるデータではないが、果たして・・・。
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 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
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 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

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 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


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