記事一覧

他家1家との点数差とその他家に対する勝率 7

 前回は、自分と相手の席を固定した場合の他家1家に対する点数差と勝率の関係を見てみた。
 今回は、オーラスかつ接戦(点数差が-3000点以上、3000点未満)の状況について見ることで、
  オーラスにおける上位の価値を見積もってみよう。

 早速データを見よう。
 オーラス時において自分と相手の席を固定した場合の他家1家に対する点数差と勝率の関係は次のグラフの通りである。

FC21607061.jpg


 まず、自分と相手が共にラス親ではないところを見てみよう。
 1家VS2家、1家VS3家、2家VS3家の場合、
  自分と相手との点差が-100点から0点になるところ(順位が入れ替わるところ)で勝率が16%以上増えている

 また、2家VS1家、3家VS1家、3家VS2家の場合、
  自分と相手との点差が0点から100点になるところで勝率が16%以上増えている

 つまり、オーラス時において上位にいることの価値を「他家に対する勝率に換算すると約15%になる」と言える。
 これを平均順位に換算すれば0.15の得になる。
 これは結構大きい。

 他方、ラス親(あるいは相手がラス親)の場合は、点数差が0点から100点になるところ(対ラス親なら-100点から0点になるところ)で断続的に勝率が増えるが、非ラス親の場合ほど増えるわけではない
 これは、自分がラス親で点数差が0点差、100点差の場合、自分(ラス親)と相手以外のツモによって順位がひっくり返ってしまうという影響があるからである。
 その影響があって非ラス親の場合(相手がラス親の場合)ほど大きく増えるわけではないものと思われる。


 以上、自分と相手が非ラス親である状況からオーラスにおける上位の価値を見積もってみた。 
 南3局(東風戦の東3局)の点数状況まで考慮した判断の参考にしていただければ幸いである。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Meanin Gless

Author:Meanin Gless
 初めてこのサイトを訪れた方へ(出来る限り御読みください)

1 このブログで記載する内容と程度 

 このサイトは麻雀に関する調査結果・研究結果を調査過程・研究過程を含めて厳格に記述するサイトです。
 原則として、このブログの文章に「(数学・プログラムについて相応の知識・技術を持った人が)ここに書かれた文章の内容を再現し、文章の内容が正しいことを確認するために必要なこと」は総て記載していく予定です。
 もちろん、牌譜分析をした結果をそのまま表示する場合、重複する場合、後で細かく書く場合、他に書かれていて書く必要がない場合、情報の速報性を重視する必要のある場合は別ですが、それはあくまで例外です。

 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
 次が、巷に流れる麻雀戦術が正しいのかを知りたい人、理由付きで麻雀戦術を知りたい人になります。
 申し訳ありませんが、麻雀戦術が使えるようになりたい、麻雀戦術を分かりやすく知りたいと思われる方は、このサイトの99%は役に立たないと思います。
 麻雀戦術について詳細に記したサイト、分かりやすく記したサイトは、たくさんありますので、そちらを読まれた方がよいかと思います。


2 分かりやすさへの配慮について

 なお、理想論としては、私は、このブログの文章の内容を分かりやすく説明するところまでもっていきたいとは思っております。
 しかし、それだけの余力は現在ありません。
 そのため、「この記事を理解すれば役に立ちそうだから、このブログの解説記事を作ってほしい」と思われた方は、コメント欄にてリクエストをしてください。
 リクエストされた時の私の状況にもよりますが、出来る限り対応したいと思います。


3 当サイトの目標

 当サイトは「科学する麻雀」の理論を発展させることを目的としております。
 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

カテゴリ

アクセス数