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天鳳秋刀魚に関するデータの他のルールへの応用

 申し訳ないが、今日も戦術論的なものはない。
 というわけで、戦術論的なものを期待している方は回れ右を。


 天鳳秋刀魚データ本の第1稿を書き上げ、今日、福地さんと打ち合わせをしてきた。
 とはいえ、私が散々話をあちこちに飛ばしてしまったので、打ち合わせというよりも雑談に近くなってしまったが・・・。

 ところで、天鳳秋刀魚データ本はデータ集としての側面の他、戦術書としての一面も担っている
 だから、天鳳秋刀魚における先制リーチ判断・追いかけリーチ判断・ベタオリについてはある程度戦術論っぽいことを書いている
(なお、戦術論の部分については、秋刀魚天鳳位のアバンテスさんのコメントも入る)。

 例えば、

「自分が子で、15%の危険牌を切ってリャンメンリーチする際には、放銃失点の半分の打点が必要」
「自分が子で、15%の危険牌を切って愚形待ちリーチする際には、放銃失点のと同程度の打点が必要」
先制リャンメン聴牌において、ダマで5200以上ある場合は原則ダマ

みたいなことが書いてある(なお、これは第1稿時点のものであって、将来は変わる可能性がある)。


 ところで、秋刀魚はルールが多種多様である。
 北の扱いはどうか、ツモったときにどのように点数を支払うのか、などの問題がある。
 そのため、「今回のデータ、又はそれに基づく戦術論は、他のルールには応用できるのか」という問題が出てくる。
 これは四麻にはない問題である。

 MJ4にはまる前であれば、私はさほど関心がなかったが、MJ4にはまるようになってからは多少関心を持つようになった。
 そこで、それについて多少考えてみようと思う。


 ざっくり考えた場合、戦術論で重要なのは次の3つである。

 ベタオリ
 リーチ判断
 押し引き

 もちろん、場況判断・山読みもあるとは思うが、今回はとりあえず外す。
 以上3つについて考えてみる。


 まず、門前の手作りが劇的に変わらない限り、(対リーチ)ベタオリの牌の危険度はあまり変わらない。
 とすれば、ベタオリの部分は(多少の違いはあれ)そのまま使えると思われる。

 とすると、問題はリーチ判断と押し引きである。
 うち、押し引きについては次のように考えられる。

 リーチに対してリーチ押し返した場合、リーチしていないもう1人は横移動を期待してベタオリする蓋然性が高い。
 また、ベタオリ牌譜解析のデータは、「サンシャンテン以下(向聴数3以上)・現物4枚以上・対1家リーチ」という条件での被ツモ率・横移動率・流局率などを求めている。
 そして、このような状況では、場況上引けない等の特段の事情が無い限り、ベタオリに転じるはずである
 (それこそ東天紅でもない限り)。
 とすると、追いかけリーチ・ベタオリに関する和了率等の牌譜解析結果は大きく違わない。
 もっとも、打点の部分は抜きドラの有無・ツモの処理によって異なる。
 とすれば、点数関係のデータはルール対応によって修正させ、和了率等のデータはそのままにして、局収支の計算などをしなおせば、ルールに対応したデータは出せる。


 では、リーチ判断についてはどうか。
「和了率のデータが一致するか」は押し引きよりも一致するとは言い難い。
 だが、とりあえず押し引き同様、「和了率のデータは同じ、打点を変えて対応する」という方法で対処するしかないと思う。


 無論、「それで(信用性を満たす)応用と言えるのか」と思うかもしれない。
 正直に回答するなら、「それは分からない」としか言えない。
 なにしろ、「天鳳並みに信用性があることを示す」ためには、100万局単位の牌譜を回収して解析するしかないのだが、
  現状ではそれができないのだから。

 だが、それでは何も話が進まない。
 また、そういうたたき台を使えば、そこを前提にさらに進化した理論を作ってくれる人もいよう。
 というわけで、問題点が全く無いとはいかないが、その辺のたたき台を作ってみようと思う。


 というわけで、当分の間、MJ4の押し引き表作りに集中したい。
 ブログのネタも秋刀魚よりになるかもしれないが、その辺はご了承いただきたい。
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 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

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 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

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 ① 営利目的使用
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 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

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