記事一覧

モロヒの和了率

 今日は危険度の話から少し離れて、モロヒの和了率について。

『統計で勝つ麻雀』において、モロヒ待ちの危険度についてほしきゅーたちのデータを紹介した。
 詳細は『統計で勝つ麻雀』の方を見て欲しい
 (なお、同じデータはほしきゅーらのサイトにあるし、近いうちに、このサイトでも7年分の牌譜を使ったデータを公開すると思う) 

 とすると、逆に、「モロヒリーチはどの程度和了できるのか」という疑問も持つと思う。
 そこで、そのデータを紹介しよう。

 先制1種待ちモロヒリーチの和了率のデータは次の通りである。
 なお、参照データとして、無筋のデータ・非モロヒリーチのデータも掲載している。

FC21603261.jpg


 早速データを見てみよう。

 まずは28牌関係から。
 赤・青・黄色の折れ線を見て欲しい。

 赤と青の折れ線を見る限り、和了率にそれ程差がない。
 となると、28牌に関してはモロヒリーチになることで和了率がさほど減らないことが分かる。


 次に、37牌関係から。
 紫・オレンジ・緑の折れ線を見て欲しい。

 オレンジと紫の折れ線を見る限り、和了率に多少差がついている。
 少なくても、28牌のように「モロヒだろうがそうでなかろうが和了率にさほど差がない」とは言えなさそうである。
 他方、紫と緑の折れ線を見ると、これまた大差ないとはいえない程度の差がついている。
 となると、モロヒになることで無筋並に和了率が減らないことが分かるが分かる。
 よって、37牌に関しては、モロヒになることで和了率は多少下がるがそれでも無筋に比べればまだ和了できると言えそうである。


 ところで、モロヒリーチ回避のために1巡回すという戦略がある。
 この戦略の当否について考えてみよう。

 まず、28牌に関してみれば、和了率にそれほど差がないことを考慮すると1巡待つデメリットの方が大きそうである。
 とすれば、1巡回すメリットはあまりなさそうである。

 次に、37牌に関してみれば、和了率に多少差がある関係で、多少メリットはあるのかもしれない。
 しかし、1巡後に自分の持って牌を100%引っ張ってこれるわけではない。
 多く見積もって50%を超えることはないだろう。
 もちろん、自分の所持牌を持ってこれなければツモ切りリーチするという手段もなくはないが、その場合、直前の筋牌は大いに警戒されてしまうであろう。
 さらにいえば、1巡待つことで誰かに先攻されてしまう可能性もある。
 以上の事実を考えると、1巡回すというメリットはそれほどないように思われる。


 以上、モロヒの和了率及びそれに関連する戦術の当否について紹介・検討した。
 参考にしていただければ幸いである。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Meanin Gless

Author:Meanin Gless
 初めてこのサイトを訪れた方へ(出来る限り御読みください)

1 このブログで記載する内容と程度 

 このサイトは麻雀に関する調査結果・研究結果を調査過程・研究過程を含めて厳格に記述するサイトです。
 原則として、このブログの文章に「(数学・プログラムについて相応の知識・技術を持った人が)ここに書かれた文章の内容を再現し、文章の内容が正しいことを確認するために必要なこと」は総て記載していく予定です。
 もちろん、牌譜分析をした結果をそのまま表示する場合、重複する場合、後で細かく書く場合、他に書かれていて書く必要がない場合、情報の速報性を重視する必要のある場合は別ですが、それはあくまで例外です。

 このブログの文章の第一のターゲットは、後世の麻雀研究者になっております。
 次が、巷に流れる麻雀戦術が正しいのかを知りたい人、理由付きで麻雀戦術を知りたい人になります。
 申し訳ありませんが、麻雀戦術が使えるようになりたい、麻雀戦術を分かりやすく知りたいと思われる方は、このサイトの99%は役に立たないと思います。
 麻雀戦術について詳細に記したサイト、分かりやすく記したサイトは、たくさんありますので、そちらを読まれた方がよいかと思います。


2 分かりやすさへの配慮について

 なお、理想論としては、私は、このブログの文章の内容を分かりやすく説明するところまでもっていきたいとは思っております。
 しかし、それだけの余力は現在ありません。
 そのため、「この記事を理解すれば役に立ちそうだから、このブログの解説記事を作ってほしい」と思われた方は、コメント欄にてリクエストをしてください。
 リクエストされた時の私の状況にもよりますが、出来る限り対応したいと思います。


3 当サイトの目標

 当サイトは「科学する麻雀」の理論を発展させることを目的としております。
 もちろん、発展の中には、「細かい修正」も入りますが、できれば、天鳳の赤アリ麻雀の牌譜を分析し、必要であれば、抜本的な理論の改変も目標にしたいと思います。
 また、「科学する麻雀」には秋刀魚に関する記述が乏しいため、秋刀魚に関する分析もしたいと思っております。
 その辺の研究が一通り終わりましたら、数理的裏付けの取れたある程度分かりやすい麻雀戦術記事を書きたいと思っておりますが、、、それは1年以上あとの話になるでしょうね。

4 引用について

 基本的に、ネット上のブログに引用する際には、

 ① 私がシミュレーション又は牌譜解析したこと
 ② このサイトのデータである旨

を書いた上で引用する限り、自由に引用していただいて構いません
(ただし、あたかも私が行った牌譜解析・シミュレーションを自分がやったかのように記載して転載するのはやめてください)。

 しかし、

 ① 営利目的使用
 ② 紙媒体に使用する場合

 は、コメントにて、私にご一報ください。
「① 私がシミュレーション又は牌譜解析したことの記載、②このサイトのデータである旨の記載」さえあれば、拒否することは致しませんが、私に再試の機会を与えていただきたいと思っているためです。

 引用について、このようなことを書くのもはばかられますが、某所でちょっとありましたので、このようなことを認めさせて頂きました。
 ご理解いただければ幸いです。


 では、よろしくお願いします。

カテゴリ

アクセス数