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質疑応答 2

 20日から21日にかけて天鳳リアルトライアルへいっていたため更新が滞ってしまった。
 というわけで、今日からまた更新を再開したい。

 今日はある人から質問された内容について。
 質問の内容はこちら。


 5m6m7m8m9m9m発発1p2p3p3s4s5s で先制聴牌した(2メンツは適当)。

 ドラ表字牌は4m(ドラは5m) 
 自分の河には1mは切られていない
 4m7mは河に1枚も切られていない
 (つまり、リャンメン待ちを選んだら2枚見えの無筋37・無筋456良形待ち)
 9m・発は0枚も切られていない(シャンポンリーチを選ぶと0枚見え)
 自分の河に6mは切られていない(つまりシャンポン待ちを選ぶと9mは無筋)

 9m切ってリーチ(これを「本件リャンメン待ち」という)するのと
  8mを切ってリーチ(これを「本件字牌待ち」という)をするのとどっちが和了率が高いか。



 一般に、「先制字牌待ちリーチ(待ち牌に字牌を含むリーチ)と先制リャンメンリーチの和了率はほぼ同じ」とされている。
 証拠は次のデータの通り。

FC216032301.jpg

 だが、今回は細かい条件がくっついている。
 そこで、それを踏まえた牌譜解析をしてみようと思う。


 さて、牌譜解析結果をする前にどんな結果になるかを考察してみよう。

 まず、本件リャンメン待ちから。

 4m7m待ちというのは無筋37・無筋456待ちであり、良形待ちのなかでは待ちが最も悪い部類に入るので、和了率が通常よりも下がることが想定される。
 また、一方がドラ表示待ちであるということは、これまた出にくくなることが想定できる。
 とすれば、本件リャンメン待ちを選んだときの和了率は通常よりかなり下がることが想定される。
(なお、「2枚見え」という事情は通常の先制良形待ちリーチの見える枚数が1.6枚であることからさほど響かないと思う)

 次に、本件字牌待ちについて。
 
 0枚見えの字牌と無筋19のシャンポン待ちの場合、字牌待ちのなかでもそれなりに優秀な部類に入る。
 とすれば、本件字牌待ちは通常の字牌待ちより和了率が高くなることが想定される。


 この2つの考察から、本件字牌待ちの方が和了率が高くなるだろう、ということが想定できる。


 と、予想をしたところで、和了率を掲載する。
 なお、参考のデータとして、本件リャンメン待ち(赤)と本件字牌待ち(黄)

 通常の良形待ち(オレンジ)
 通常の字牌待ち(緑)
 1枚見えの無筋37・無筋456良形待ち待ち(456がドラ表字牌)(青)
 1枚見えの字牌・無筋19シャンポン待ち(紫)

 のデータも掲載する。


 FC216032302.jpg

 さて、グラフを見てみよう。
 注目するべきは5~10巡目である
(青と赤のデータのサンプル数が500を超えているのは5巡目~10巡目であるので、
 それ以外の巡目のデータはあまり信用できない)。
 
 黄色(本件字牌待ち)と赤(本件リャンメン待ち)の線を見ると、本件字牌待ちの方が本件リャンメン待ちよりも和了率が高くなっている。
 とすれば、本件では字牌待ちを採った方が和了率が高くなるということが分かる。

 また、紫色(1枚見えと仮定したとき本件字牌待ち)と赤(本件リャンメン待ち)の線を見ても、字牌待ちの方が和了率が高くなっている。
 とすれば、仮に1枚見え(どちらかが1枚切れている状況)であったとしても字牌待ちを選んだほうが和了率が高くなるといえる。

 よって、本件では字牌待ちリーチを採った方が和了率が高くなる。
 

 なお、周辺的な事情についてもみてみよう。

 青とオレンジのデータを比較すると、和了率が概ね同じになっている。
 とすれば、無筋37・無筋456リャンメン待ちであって、かつ、ドラ表字牌が含まれていても、1枚見え程度であれば通常の先制良形待ちリーチの和了率と大差ないといえる。
 これは「良形待ちリーチは数牌愚形待ちリーチと比べて、待ち牌の種類にさほど影響されない」ことの現れであろうと思われる
(これについては後日説明する)。

 また、紫と緑のデータを比較すると、和了率が概ね同じになっている。
 とすると、1枚見えの字牌・無筋19シャンポンリーチは通常の字牌待ちリーチと和了率が同じと考えることができそうである。


 以上、本件問題から色々と考察してみた。
 皆様のアナログ判断に生かしていただければ幸いである。
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